概要:愛犬同伴で利用可能な、京都市下京区のJR丹波口駅から徒歩圏にあるデザイナーズホテル。公許花街(認可された格式高い遊郭)の雰囲気を感じさせる上品な建物や部屋の作りで、閑静な住宅地に位置する3部屋のみのプライベート感の高い宿泊施設。京都中心部で数少ない、大型犬および複数頭での宿泊が可能。近隣には世界遺産の構成遺産および国宝指定の建築物を複数擁する西本願寺(敷地内犬同伴不可)や、梅小路公園(敷地内犬同伴可能)がある(2025年6月訪問)。
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店舗外観 |
Ayanishiki 島原大門邸は、京都府京都市下京区にあるデザイナーズホテルです。建物およびお部屋は、公許花街(認可された格式高い遊郭)の雰囲気を感じさせる上品な作りで、京都らしさを強く感じさせる作りでした。閑静な住宅地の中に位置しており、3部屋のみのプライベート感の高い宿泊施設のため、静謐性は高いです。
立地は、京都駅からは北西方面に直線距離にしておよそ1.5kmの位置にあります。公共交通機関としては、JR丹波口駅が最寄りとなります。また敷地内および提携駐車場はありませんが、近隣にコインパーキングが複数あるので、車でお越しの際はそちらの利用が可能です。コンビニエンスストアおよびスーパーマーケット、ドラッグストアについては、施設から北に300-400m程度歩いたところにある五条通に軒を連ねています。必要物品があれば、そちらで購入の上でチェックインするのが良いと思います。
料金は、ペット同伴プランなら2名宿泊で1名1泊あたり10000〜30000円(別途宿泊税)のことが多いです。詳細は最安値である公式サイト、あるいは楽天トラベル・じゃらん・booking.comからご確認ください。また一回の宿泊で、近隣の入浴施設「誠の湯」の人数分の利用券を頂けます。また毎朝、朝食のお弁当も付いてきます。そのため、日程および料金設定によっては、愛犬同伴2名宿泊20000円〜と考えると、非常にコストパフォーマンスが高い宿泊施設であると言えます。
愛犬同伴での宿泊の条件としては、全3部屋のうち、1階のお部屋と、2階東のお部屋の2室となります。室内飼いの犬で、犬のサイズは不問、大型犬の利用も可能です。頭数については、公式サイトでは2頭までの記載ではありましたが、今回は先方に確認の上で小型犬3頭で宿泊しました。また愛犬同伴の際の料金は、公式サイトの「ペットプラン」であれば、すでに含まれています(他のサイトに関しては別途確認必要)。注意事項は公式サイトに記載されていますが、狂犬病ワクチンおよび混合ワクチン接種の証明書提示が必要、室内マナーパンツ着用、トイレトレーニングがされている、無駄吠えおよび近隣に迷惑行為は禁止、排泄処理は必須、ベッド上に犬を上げない、粗相をしたら必ず報告、等々です。詳細の確認および電話等での問い合わせの上で、ご予約ください。
愛犬用アメニティとしては、足ふきタオル、食事用ステンレス容器、マナーパンツ、お掃除セット、トイレシート、ゴミ袋、トイレトレイ等が準備されています。
チェックインは15時〜22時(最終チェックイン時間は応相談)、チェックアウトは11時です。一階部分にアメニティドリンクが用意されているので、滞在中は自由に利用が可能です。建物内に入ってすぐのところに、小さなフロントがあり、そちらにフロントパーソンが日中から夜まで常駐(不在時は電話連絡可能)しています。何か不明な点があれば、その方に相談が可能です。
ペットプランでは、上記のように毎朝ボリュームのあるお弁当が朝8時頃までにお部屋の前に置かれます。同様に、近隣の入浴施設の利用券を1回分提供してもらえるので、大きいお風呂に入りたい場合には、そちらも利用可能です。
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主寝室 |
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主寝室不足の畳敷き部分 |
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ミニキッチン |
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洗面所 |
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信楽焼の浴槽のある浴室 |
客室の広さは、1階は40平米、2階は20平米の大きさです。ベッドはダブルベッドが2台付いていて、宿泊人数に応じて別に布団が準備されます。Wi-Fi、テレビ・冷蔵庫・電子レンジ等の一般的な家電、歯ブラシ・タオル・シャンプー・コンディショナー・ボディソープ等のアメニティ等はすべて揃っています。また一階の部屋には、竹テラスの見える信楽焼の大きな浴槽のあるお風呂があります。
一室最大宿泊人数は、4人または5人です。3名以上の利用の際には、布団が準備されます。
食事については、施設近隣に飲食店が複数散在しています。また京都駅周辺や河原町周辺まで移動すれば、数多の店舗があるので、好みの食事を摂ることが可能です。愛犬同伴で飲食可能な店舗は多くはありませんが、今回の京都来訪では、車等での移動は必要でしたが、下記店舗を利用いたしました。
・東山庭(ヒガシヤマガーデン):清水寺近くの和のテイストを感じられるフランス料理店
・五ヱ門茶屋(五右衛門茶屋):南禅寺近くの京豆腐料理専門店
・古民家居酒屋 晴れ晴”れ(はればれ):七条河原町の親しみやすい居酒屋
・雍州路:鞍馬寺門前の精進料理店
上記以外にも、京都で訪れたことのある飲食店については、当ブログ内の記事および食べログで確認が可能ですので、ご参照ください。
京都における犬同伴観光・参拝については、多くの施設・社寺で受け入れてもらえていますが、その反面、多くの施設・社寺で同伴不可となっています。以前の記事になりますが、愛犬同伴での京都の世界遺産の構成資産への訪問に焦点を当てた当ブログの記事をご参照ください。その上で、実りある京都訪問ができれば幸いです。ちなみに今回愛犬同伴で訪問した場所は、宝が池公園と鞍馬寺です。
京都中心部で、複数頭・大型犬が同伴できるのみならず、宿泊施設そのものとしてもクオリティの高い、とても良いホテルかと思います。充実した京都訪問の際にご利用ください。
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