2024/08/29

ファミリーロッジ旅籠屋・茅野蓼科店〜愛犬同伴可能な長野県茅野市のロードサイドホテル


概要:愛犬同伴で利用可能な、長野県茅野市のロードサイドホテル。宿泊に特化した宿泊施設のため、サービスは最低限ながら、安価で快適な寝室が提供される。中央道・諏訪インターチェンジからは約7kmの距離にあり、徒歩圏にはコンビニがあるので便利。長野県の蓼科・八ヶ岳・諏訪・松本周辺の観光・アクティビティに便利。なお犬のアメニティ・施設はなく、愛犬同伴での宿泊の際は、十分な管理が必要。(直近では2023年5月訪問)

店舗外観

ファミリーロッジ旅籠屋:https://www.hatagoya.co.jp/
ファミリーロッジ旅籠屋・茅野蓼科店:https://www.hatagoya.co.jp/hotels/059_chinotateshina/

 ファミリーロッジ旅籠屋・茅野蓼科店は、長野県茅野市にある、ロードサイドホテルです。母体のファミリーロッジ旅籠屋は、国内に70店舗以上ある、ロードサイドホテルのチェーン店で、主に観光地やインターチェンジ、幹線道路等など、車でアクセスしやすい場所にある素泊まりのミニホテルです。寝室は清潔で必要十分な機能があり、しっかり休めればそれで十分と考えている方にとって相応しい施設です。安価で愛犬と同宿可能なため、愛犬同伴での長野県の蓼科・八ヶ岳・諏訪・松本周辺の観光の拠点、あるいは関東圏から長野県中信・南信や岐阜県飛騨地域への中継地点として非常に優れています。ファミリーロッジ旅籠屋の愛犬同伴利用についての詳細は、下記リンクをご参照ください。

ファミリーロッジ旅籠屋の愛犬同伴での利用について:

 店舗のある場所は、中央道・諏訪インターチェンジから7kmの距離にあります。徒歩圏にはローソンがあります。すぐ前には国道152号が走っており、車で2km程度移動すると、後述のビーナスラインに到達します。



 料金体系は、日付によってレギュラー・ハイ・トップ・ピークに分かれており、大人2名・小型犬2頭だと日曜〜金曜はレギュラーの12100円、土曜・8月の日曜〜金曜はトップの19800円、盆・年始年末・連休はピークの24200円(いずれも税込)のことが多いです。レギュラーの日程であれば、愛犬同宿施設としては費用対効果が非常に高くなり、またトップ料金でも十分お値打ち価格に感じられると思います。

愛犬同伴可能な客室(ベッド周辺)

愛犬同伴可能な客室(デスク・テレビ周辺)

浴室

 チェックインは15時〜23時、チェックアウトは10時です。朝7時から9時まで、ラウンジにてセルフサービスで数種のパンとオレンジジュースの提供があります。それ以外の時間(夜23時までと、朝7時以降)はコーヒー・お茶がセルフで利用可能です。客室にはクイーンサイズの大きなベッドが二つあり、有料でエキストラベッドの利用が可能です。またテレビ・冷蔵庫・エアコン・Wi-Fiがあるため、滞在中は快適に過ごせます。洋式トイレ・浴室はそれぞれ独立しており、シャンプー・リンス・ボディソープは備え付けのものがあります。ハンドタオル・バスタオルのセットが人数分あり、必要であれば、有料で追加貸出可能です。それ以外にも寝巻き・湯沸しポット・使い捨てスリッパ・歯ブラシ・髭剃りなども有料でレンタル・購入ができます。建物内には他に、自販機とコインランドリーがあります。フロント脇のラウンジには近隣観光施設のパンフレットや割引券などが置いてあるので、来訪先の検討に役立ちます。

 愛犬対応状況ですが、2部屋と数は少ないものの、愛犬同伴可能な部屋があります。詳細はファミリーロッジ旅籠屋公式サイト内の「ペット連れのお客様へ」をご参照ください。要旨としては、十分なしつけ・二頭まで・室内放置不可・車中泊不可等が挙げられます。また室内外でマーキングや排泄をする・排泄管理ができない・吠え止まない・ベッドに乗ってしまう・他の方へ迷惑をかける、といったことをしてしまう場合には利用できません。「犬同伴可能」であって「犬同伴歓迎」ではないため、適切な対応がされていない場合、国内全店舗・全室ペット同伴不可となってしまうので厳に慎む必要があります。ちなみに、ペットに関するものは全く置いていないので、全て持参する必要があります。それと、フロントに同伴することはできません。同伴できるのは許可された客室のみです。犬の散歩については、車で移動する必要がありますが、永明寺山公園茅野市市民の森で行うのが妥当です。

 愛犬同伴での食事については、近隣に対応してもらえるレストランは多くありません。蓼科方面や八ヶ岳自然文化園周辺であれば、愛犬同伴可能な飲食店が点在しているので、そちらを利用するのが良いかと思います。愛犬同伴にこだわらなければ、JR茅野駅周辺に飲食店がありますので、そちらを利用するのが良いかと思います。なお今回、しろくまんらが利用した愛犬同伴可能な飲食店は、諏訪市の諏訪大社上社本宮そばにある「スパイスカフェ アナンダ」です。ネパール料理店で、本格的なダルバートが楽しめました。

松本城

旧開智学校

 旅籠屋・茅野蓼科店から愛犬同伴で行くことのできる観光地等は以下のものが挙げられます。
松本城:現存天守の一つで、国宝。有料区域内は愛犬同伴できないものの、無料部分は愛犬同伴可能。車で1時間。
旧開智学校:近代教育の黎明期を象徴する洋風学校建築で、国宝。2024年11月まで改築中だが、敷地外から建物の外観を見ることは可能。改築前は有料区域である敷地内の愛犬同伴は不可であり、改築後も同様と推測される。車で1時間で、松本城からは徒歩圏。
御射鹿池(みしゃかいけ):風光明媚な池として、日本を代表する画家である東山魁夷氏の『緑響く』のモチーフになったと言われている場所。車で20分。
ビーナスライン:茅野市から上田市の美ヶ原高原美術館までの全長約76キロメートルの観光山岳道路。四季折々の美しい自然をドライブしながら楽しむことができる。車で5分程度でビーナスラインには到達可能。
長門牧場:広大な面積を有する高原の観光農場。ドッグランもあります。車で40分。
白樺高原:八ヶ岳の自然の中を愛犬と一緒に散策できる御泉水自然園や、愛犬同伴で利用可能な蓼科牧場ゴンドラ、女神湖を一望できる女神のテラス1830などを擁する施設。車で30分

 それ以外にも、愛犬同伴可能な白樺リゾート池の平ファミリーランドも近くにある白樺湖、苔むした原生林の先にある美しい蓼科大滝、なども挙げられます。また、国内最大級の愛犬同伴ができるアウトドアイベントのアウトドアドッグフェスタの会場である富士見高原リゾートも、車で30分の距離にあります。
 なお諏訪大社の各宮、北八ヶ岳ロープウェイについては、愛犬同伴での参拝・利用ができないため注意が必要です。
 
 犬の管理と必要物品の準備がしっかり必要ではありますが、それをクリアできれば長野県中部の愛犬同伴旅行に非常に使いやすい宿泊施設かと思います。


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2024/08/26

atelier hacco(アトリエハッコ)〜屋根付きテラス席なら愛犬同伴可能な神奈川県開成町のカフェ・地域交流拠点施設


概要:テラス席なら愛犬同伴可能な神奈川県開成町のカフェ・地域交流拠点施設。地元の牧場で採れた牛乳で作った美味しいソフトクリームを愛犬同伴で楽しめます。

店舗外観

 atelier hacco(アトリエハッコ)は、神奈川県開成町のあしがり郷「瀬戸屋敷」に隣接するカフェ・地域交流拠点施設です。ソフトクリームやかき氷を提供していると共に、店内では地元野菜や発酵食品、地元の日本酒などを販売しています。

愛犬同伴可能な屋根付きテラス席

 愛犬同伴可能条件としては、屋根付きテラス席なら同伴可能です。店内および「瀬戸屋敷」の敷地内は同伴できません。屋根があるため、小雨程度ではあれば飲食は可能ですが、強風時は利用困難です。また訪れたのは7月末の週末の昼過ぎですが、弱めの風が吹いていること、曇天であったこともあり、そこまで暑さを感じずに済みました。なおソフトクリームやドリンクの注文は、外に面したカウンターで可能なので、愛犬を同伴していても注文が可能です。

ミルクソフトクリーム

ソフトクリームに使用している地元の牛乳の説明

 今回注文したのは、ミルクソフトクリーム(450円)です。開成町の北部に位置する山北町にある「薫る野牧場」で採れた牛乳を主原料として作られたものです。とてもミルク感が高くさらりとしていて美味しくいただけます。ただし溶けやすいので、コーンよりもカップの方が食べやすいかと思います。ソフトクリームは他にも、お店のすぐそばにある酒蔵「瀬戸酒造」の酒粕を使用した甘酒が香る「あまざけソフトクリーム」や、開成町の地下水を使った「かき氷」などがあり、暑い最中にはちょうど良いメニューがあるので、道すがら利用するのも良いかと思います。

 開成町に立ち寄った際に、美味しいソフトクリームを求めるのであればこちらのお店はお薦めできます。



昼総合点★★★☆☆ 3.5
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2024/08/23

La FinS(ラ・フィネス)〜有料個室なら愛犬同伴可能な港区新橋のフランス料理店


概要:有料個室なら愛犬同伴可能な港区新橋のフランス料理店。国内最高クラスのフランス料理とワインを愛犬同伴で楽しめます。

店舗外観

 La FinS(ラ・フィネス)、東京都港区新橋にあるフランス料理店です。大切な人との素敵な食事を記憶に刻むようなレストランにしたいとのシェフの気持ちを込めて、「記憶」「余韻」という意味のある「Finesse」という名のお店です。

愛犬同伴可能な有料個室

くつろぐちびわん

 愛犬同伴可能条件としては、有料個室(12000円)であれば同伴可能です。なお、騒いだり走り回る状態であったり、しつけができていない場合は同伴できません。個室でも適正な待機ができない場合には、犬同伴で入店することをご再考ください。また、お部屋はとてもシックで、落ち着いた感じのある雰囲気がありました。

ペアリングワイン その一

ハム・パテの盛り合わせ

いちじく

トリュフとフォアグラ

パンとバター

ペアリングワイン その二

ツキノワグマのブラウンシチュー

野菜のポトフ

ペアリングワイン その三

鰆の燻製・鮑のバターソース

但馬牛のスッポンソース・TKG添え

桃のミニパフェ

ピニャコラーダ・マンゴーシャーベット

チョコと紅茶

 今回注文したのは、スタンダードなコースであるムニュ・フィネス(22,000円)に、10000円のペアリングワイン(3杯分)をお願いしました。お酒が強くないしろくまんとしては、お料理に合う良いワインをほど良い量で提供いただけるのはとても嬉しく思いました。また普段はお求めやすい価格帯のワインばかり飲んでいることもあり、ペアリングのワインはいずれもとても美味しくいただけました。
 アミューズは、ハム・パテの盛り合わせといちじくが提供されました。ハムやパテはそれぞれキャラが立っており、味わいや香りの違いが堪能できました。その次に、トリュフとフォアグラにホワイトコーンが添えてあるものを頂きました。これ等も香り高く、また口の中でとろける味わいに翻弄されっぱなしでした。パンには、ペペロンチーノとラー油のバターと、ゆずのバターが添えられていました。特にペペロンチーノとラー油のバターは、親しみやすいスナック菓子のような印象でほっこりしました。ほっこりした後には、ツキノワグマのブラウンシチュー・スクランブルエッグ添えが出てきました。以前に札幌と知床でヒグマを食べたことがありましたが、ツキノワグマは初見でした。クマという名前とは裏腹に、臭みゼロで芳醇な味わいがあり、添えられている卵との相性が満点でとても驚きました。続いて出てきた野菜のポトフは、さまざまな野菜が含まれているのにも関わらず、それぞれが絶妙な歯応えで整えられており、野菜のハーモニーが堪能できる逸品でした。この日のポワソンは、鰆の燻製・鮑のバターソースでした。わずかに燻製した鰆の切り身が味わい深く、鮑とバターのソースがとても上品にまとまっていました。ヴィアンドは、但馬牛のスッポンソース・TKG添えでした。但馬牛のシャトーブリアンとしめじがとにかく際立っていて、下支えするように存在している卵かけご飯とスッポンソースの絡みが素晴らしいの一言でした。デセールは桃のミニパフェで、正直「ミニ」である必要がないレベルで、メガサイズで提供して欲しいくらいでした。アヴァンデセールはピニャコラーダ・マンゴーシャーベットとパイナップルソース・フローズンココナッツ添えでした。これは美味しいだけでなく、本当に五感で楽しめるデザートで、とても満足できるものでした。最後は紅茶とチョコで締めるコースで、感動しっぱなしな3時間でした。
 なお一つ一つの料理を提供いただく際に、杉本シェフがお料理の説明や小ネタを披露していただけるのも、とても勉強になりました。

 普段使いできるようなお店ではない(2名分の一番お求めやすいコースとペアリングワイン、個室、サービス料13%、消費税10%で総額10万円弱)のですが、それを上回るだけの感動や経験が楽しめるお店なので、諸条件が許すようであれば、ぜひとも一度は行ってもらいたいお店です。



夜総合点★★★★ 4.5
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2024/08/19

Trattoria Tabulé(トラットリア・タブレ)〜テラス席なら愛犬同伴可能な横浜市みなとみらいのイタリア料理店


概要:テラス席なら愛犬同伴可能な横浜市西区みなとみらいのイタリア料理店。ナッツとヨーグルトとスパイスが彩る中東×イタリア料理を愛犬同伴で楽しめます。

施設(リビングタウン)外観

店舗外観

 Trattoria Tabuléは(トラットリア・タブレ)は、横浜市西区みなとみらいのリビングタウン内にあるイタリア料理店です。東部地中海沿岸の料理・トルコ料理とイタリア料理の融合したような、ナッツとヨーグルトとスパイスが彩る一味違うイタリア料理が堪能できます。

愛犬同伴可能なテラス席

コースメニュー

 愛犬同伴可能条件としては、テラス席なら同伴可能です。店内は不可です。わずかにひさしはあるものの、しっかりした屋根はないため、雨天時の利用はできません。またテラス席は建物の北東に位置しており、夏の昼以降であれば日陰にはなるので、なんとか暑さは凌げるかもしれませんが、夏季は夜の利用が望ましいです。逆に冬場だと日が差さないため、寒さ対策が必要です。今回は7月中旬の平日の夜に予約で伺いました。店内は盛況でほぼ満席でしたが、テラス席の利用者はいらっしゃいませんでした。天候が穏やかな時期であれば、テラス席の人気が高いと予想されますので、訪店時は予約が望ましいです。ちなみに目の前に広がる芝生内には、ペットを立ち入らせることができないと、リビングタウン公式サイトに明記されております。

ピタブレッド、フムス、シグネチャータブレ

カリフラワーのロースト

バジルとフレッシュケールのジェノベーゼ・キタッラ

チキンシュニッツェル

ピスタチオのバクラヴァ

 今回注文したのは、テイスティングコース(4800円)です。内訳は、冷菜としてピタブレッド、ひよこ豆のフムス(豆ペースト)、シグネチャータブレ(野菜のヨーグルトサラダ)、魚(この日はカツオ)のカルパッチョ。温菜としてカリフラワーのロースト・江戸前ハーブとくるみ・ピーナッバター&スパイスソース。パスタはバジルとフレッシュケールのジェノベーゼ・キタッラ。メインはチキンシュニッツェル (鶏胸肉のカツレツ)・サワークリームとアリッサ。デザートはピスタチオのバクラヴァでした。ドリンクは、スパークリングワイン・ジョージア琥珀スパークリング・ハートランドビールをその都度いただきました。
 ひよこ豆のフムスは、もってりとして濃厚な豆感と、ピタブレッドを一緒にするとちょうど良い印象で、これだけでも良いのでは?と思える美味しさでした。シグネチャータブレは、それとは好対照に、すっきりとした味わいが好ましく感じました。カツオのカルパッチョは、上品で香り高い藁焼きをさらに一手間かけてカルパッチョに仕上げた、念入りな逸品でした。カリフラワーのローストは、香り高くてガリガリ感を残したピーナッツと、コクのあるソースが美味しく、またジョージア琥珀スパークリングとの相性が抜群でした。ジェノベーゼパスタは、提供された際にソースとパスタを混ぜるのですが、混ぜる際にスパイスの香りが立つのが艶かしく、またスパイシーなジェノベーゼがとても美味でした。チキンシュニッツェルは、素のままだと香ばしく、これだけでも十分美味しいのですが、レモンやサワークリームですっきり味変が楽しめ、さらにはアリッサ(赤唐辛子を中心とした辛味調味料)を追加することで異国感がマシマシになるので、絶対に混ぜてお召し上がりください。バクラヴァはとても美味しいのですが、提供いただける量が少ないので、ホールサイズでいただきたいところでした。
 いずれの料理も、ナッツとスパイスが香る、好みの料理ばかりでした。次回はスペシャルコースか、適宜アラカルトで楽しんでみたいと思いました。

 横浜みなとみらいで、愛犬同伴にて美味しくてエッジの効いているイタリア料理を楽しみたいのであれば、こちらのお店はお薦めできます。もちろん、愛犬同伴でなくても良いお店かと思います。



夜総合点★★★★ 4.0

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