はじめに
2020年2月にさっぽろ雪まつりに初めて犬を伴って行くことができました。今年2023年は2020年以来の雪まつり開催なので、その際に経験したこと、犬連れで行くにあたって気をつけることなどを記載いたします。皆様の楽しく安全な愛犬同伴でのさっぽろ雪まつり参加の一助になれば幸いです。
公式サイト:https://www.snowfes.com/
概要と会場・気候について
さっぽろ雪まつりは、北海道札幌市の大通公園を中心に、毎年2月上旬(2023年は2月4日〜11日)に開催される雪と氷のお祭りです。1950年から開催され、70年を超える歴史ある雪まつりとして世界でも知られています。
大通会場 |
大通会場 |
会場はメインの大通会場、氷像が立ち並ぶすすきの会場、雪のアクティビティが楽しめるつどーむ会場の3か所です。このうち、愛犬同伴できるのは大通会場とすすきの会場です。滑り台等のアクティビティが楽しめるつどーむ会場には、例年愛犬同伴はできません(2023年はつどーむ会場での開催は見送りになっております)。
すすきの会場 |
すすきの会場 |
気温は最高気温0度、最低気温-10度程度です。関東以遠から参加するのであれば、人・犬ともに最大限の寒さ対策で行く必要があります。また積雪は2022年2月で100cmと多く、足元が凍っているため、スノーブーツやそれに準ずる履物が必須です。
気象庁 札幌 2月の平均値:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_d.php?prec_no=14&block_no=47412&year=&month=2&day=&view=p1
気象庁 札幌 2022年2月:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=14&block_no=47412&year=2022&month=2&day=&view=
愛犬同伴条件と注意点
大通会場内の雰囲気 |
会場周辺の歩道 |
愛犬同伴条件については、大通会場・すすきの会場であれば、会場内ではリード装着にて雪上を歩くことが可能です。ただし、日程・時間帯・天候によって人出が非常に多くなります。また雪像等に気を取られ足元の犬に気がつかない方や、足元が悪いことで転倒する方もいらっしゃることより、状況に応じて犬を抱き上げる、キャリーバッグ等に入れるなどの対応をすることが必要です。ただしその際には、重心の変化に伴い犬ごと転倒の危険性がありますので、挙動には普段以上に気をつけてください。
なお、つどーむ会場(2023年は開催見送り)には愛犬は同伴できません。
会場内は一方通行となっています。犬主体の移動でその波に逆らってしまうようであれば、抱き上げての観覧が妥当です。なおドッグカートの利用は積雪の状態を考えると、利用は相当困難です。積雪がないなど、地面の状態が良くないと、利用はできないものとお考えください。
飲食については、2023年は飲食ブースの出店がありませんが、例年であれば4丁目会場や6丁目会場を中心として、飲食ブースの利用が楽しめます。ただし、ビニールハウス内への愛犬同伴は、犬を伴わない他者への配慮も考え、屋外席で愛犬と共に飲食することをお薦めいたします。
排泄については、かなり寒いため、排尿回数が増えることが予測されます。雪像に色をつけてしまう危険性もあるため、会場入りする前に適切に排泄管理をする、マナーベルトを装着するなどの対応を予め行っておくことをお勧めいたします。
会場までの移動について
愛犬同伴で北海道以外から参加される場合、飛行機で地元から新千歳空港まで移動し、そこからレンタカーで札幌まで移動することになるかと思います。その際は、まずは雪国での運転に注意して札幌まで移動するようにしてください。会場周辺には多くのコインパーキングがありますが、ゆとりある気持ちを持って行動できるよう、駐車場は予約しておくと良いと思います。
新千歳空港から電車で札幌まで移動された方の場合は、駅周辺で荷物を預ける必要があります。会場入りの際は、装備品は少なく、寒さに負けない動きやすい格好を心がけてください。なお札幌駅から大通会場までは500m以上あります。地下道(札幌駅前通地下歩行空間:https://www.sapporo-chikamichi.jp/)を経由しての移動が寒さを考えると良いのですが、その際はキャリーバッグ等に入れての移動が必要です。
会場での寒さ対策
積雪の中を散歩 |
積雪の中を散歩 |
会場は寒いです。寒いのは人だけでなく、愛犬も同様なので、人も犬も寒くないように準備が必要です。各種カイロやベスト、モバイルバッテリーが使えるヒーター等で極端に寒くしないようにしてください。愛犬同伴で屋内に入れる場所は、キャリーバッグ等に入れた上で地下道やデパート等に限られるので、辛くなったらレンタカー等に戻るか、キャリーバッグに一旦入れて地下道・デパート等で体制を整えるのが良いかと思います。
参考:会場近くの愛犬同伴可能なデパート
食事について
飲食ブース |
飲食ブース提供の食事一例 |
飲食ブース周辺の屋外席 |
例年であれば、4丁目会場や6丁目会場を中心として、飲食ブースが多く出店します。そちらでの飲食であれば、愛犬同伴で利用が可能です。飲食ブースの近くにはビニールハウスも設置されますが、多くの方がそちらの席を利用することもあり、かなり混雑・密集しています。そのため、ビニールハウス内への愛犬同伴での飲食は、犬を伴わない他者への配慮も考えて、屋外席で愛犬と共に飲食することをお薦めいたします。
大通会場周辺には、いくつかの愛犬同伴可能な飲食店がありますので、そちらの利用を検討しても良いかと思います。
ちなみに、2020年に愛犬同伴で利用した飲食店は以下の通りです。
一灯庵(南4条13丁目):https://wana19800427.wixsite.com/ittoan/home
ビーストキッチン(狸小路1丁目):https://www.instagram.com/beastkitchensapporo/
tabibitoキッチン(狸小路7丁目):https://tabibitokitchen.com/
Dip&Merry:閉店
さっぽろ雪まつり以外の冬の札幌の観光について
中島公園のライトアップ |
昼間の中島公園 |
中島公園で雪遊び |
2020年訪問時は、初めての雪まつりだったので、日中は雪まつり会場周辺でほとんど過ごしました。雪まつり会場以外に行ったところといえば、中島公園です。こちらは地元の人のみで人手は少なく、積雪の中ゆっくりと雪中散歩が楽しめました。
札幌観光協会のサイト(https://www.sapporo.travel/spot/feature/winter/)からは、ウインターシーズンの札幌の観光が楽しめる情報が提供されているので、そちらを確認しても良いかと思います。ただしサイトそのものが犬同伴を想定していないので、同伴できない施設の記載もあることを予めご了承ください。なお上記に記載されているスポットの愛犬同伴の可否は、以下の通りです。
同伴OK:国営滝野すずらん丘陵公園スノーワールド、札幌時計台(屋外)、大倉山展望台(ケージ等必要)、白い恋人パーク(屋外限定)
不可:円山動物園、さっぽろ羊ヶ丘展望台、北海道開拓の村
宿泊施設について
愛犬同伴可能な宿泊施設は、札幌市内に複数箇所あります。また札幌中心地から車で約1時間の場所にある札幌の奥座敷「定山渓」にも愛犬同宿可能な宿泊施設があります。
ただしいずれも雪まつり期間は人気があり、また値段も高額に設定されています。雪まつり会場から(頑張れば)徒歩圏にあるコストパフォーマンスに優れた愛犬同伴可能な宿泊施設「ウィークリーさっぽろ2000(https://weeklysapporo.com/)」がお薦めできます。ただし人気の宿泊施設なので、今年はすでに満室です。詳細は当ブログの以前の記事をご確認ください。
Travel with small dogs!〜ちびわんと旅しよう 『ウィークリーさっぽろ〜愛犬同伴で利用可能な、札幌市すすきののホテル&ウィークリーマンション』:https://travelwithsmalldogs.blogspot.com/2021/07/blog-post.html
まとめ:さっぽろ雪まつりは、大通会場・すすきの会場であればリード装着にて愛犬同伴可能です。飲食については、会場内の飲食ブースを利用して、会場内の屋外席で楽しむことができます。また会場近隣の愛犬同伴可能なレストランもあるため、そちらの利用も妥当です。会場付近の愛犬同伴可能な宿泊施設は多くないので、雪まつりに行くことを思いついた段階で速やかに予約することが推奨されます。人犬ともに寒さ対策・雪対策をしっかり行うことで、愛犬同伴でのさっぽろ雪まつりを十分に楽しむことができます。
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