概要：愛犬同伴で利用可能な、新潟県佐渡市小木の宿泊施設（ゲストハウス・一棟貸し）。昔ながらの港町の古民家に住むように滞在することが可能。小木・宿根木などの佐渡島南部を中心とした佐渡島観光に便利で、他者を気にせずゆったりと愛犬同伴で佐渡滞在ができる宿泊施設。
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| 外観 |
港町の古民家の宿iroは、新潟県佐渡市南部の小木地域にある宿泊施設（ゲストハウス・一棟貸し）です。場所は、静かな港町小木の街中に位置し、直江津からのジェットホイルが到着する小木港から徒歩10分ちょっと、新潟港からのカーフェリーが到着する両津港から車で約1時間のところにあります。佐渡島内には愛犬同伴で宿泊できる宿泊施設は10軒以上ありますが、佐渡南部だと非常に限られるので、港町の古民家の宿iroは犬同伴で旅行する者にとって、希少な宿泊施設と言えます。
犬をこの施設に伴う条件としては、以下のことが挙げられます。
- 施設内で同伴できるところが土間と居間に限定されている
- 居間部分に犬を上げる際には足の裏をきれいに拭き取る必要がある
- 居間に滞在する際は、マナーパンツを装着する
- 飼い主の就寝時は、土間のケージ内で犬を過ごされる（特例あり）
- 犬を布団に上げない
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| 土間と居間 |
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| 土間のペットスペース |
犬に関する施設は、土間に2畳程度のケージがあり、その中に小さめのケージと、トイレトレイ等がありました。アメニティは、トイレシート、ウェットティッシュ、トイレットペーパー、フードボウルが準備されていました。頭数制限や犬のサイズの制限は特段なかったかと思います。少なくとも、小型犬2頭では滞在に問題なく、また追加料金も発生しませんでした。
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| 1階・居間 |
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| 台所 |
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| 2階・和室 |
施設の作りとしては、一階部分に土間、居間、台所、シャワールーム、トイレがあります。二階部分は3部屋の和室があります。人の寝室は基本的には2階の和室ですが、布団を1階に運び出せば居間での就寝が可能です。
犬同伴可能な場所としては、居間と土間に限定されます。また居間に滞在の際は、マナーパンツ装着が必須です。そして屋外及び土間から居間に上がる際には愛犬の足裏をきれいにしてから入る必要があります。愛犬同伴とお伝えしておくと、土間の部分に2畳程度のケージで囲われたスペースを設置してもらえるので、そちらで愛犬を遊ばせることや夜間寝かせることも可能です。もちろん、就寝中の居間での犬放置は不可で、犬を布団に上がらせることもできません。飼い主が就寝中、持参のケージやクレートから愛犬を出さないようにして管理するという条件を満たせば、居間での就寝中の愛犬滞在が特別に許可されます。
それと施設内での人の飲食については、居間に限定されます。二階での飲食はできません。
暖房については、一階は土間にエアコンが、居間にホットカーペットと扇風機が設置されています。二階は和室にエアコンがあります。今回利用した10月初旬は、結構寒暖差が大きかったのですが、居間滞在中及び居間での就寝時にはホットカーペットを利用することで、快適に過ごすことが可能でした。
入浴については、施設内ではシャワーの利用のみ可能です。湯船に浸かりたい方には、施設近隣の天然温泉施設の利用をお薦めします。日帰り温泉施設は、施設から800m（ただし行きは登り）の「おぎの湯」か、1.3km（途中から川沿いを歩けば道中平坦）離れた「かもめ荘」があります。今回滞在中は「かもめ荘」を利用しましたが、こちらはナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉の温泉で、無加水・掛け流しのとても湯質が良いものでした。とてもあたたまれる良い温泉なので、滞在中一度は小木の温泉を利用することを強くお薦めいたします。なお、いずれの施設も夜は21時までの利用時間となるので、夕食と入浴の時間を勘案して行動ください。
チェックインは15時〜20時、チェックアウトは10時で、鍵の受け渡しは直接家主さんと行う形となります。そのため到着時間を予めお伝えしておく必要がありますし、出発時間も決めておく必要があります。
駐車スペースは、施設から歩いて1分程度の場所を指示されますので、そちらに駐車ください。施設前は荷下ろし程度のごく短時間なら停車可能ですが、施設前の道幅が狭いことと目の前が牛乳販売店のため、長時間の駐車はできません。
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| 宿根木の古い町並み |
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| 佐渡西三川ゴールドパークでの砂金取り |
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| 佐渡金山 |
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| 佐渡金山の道遊の割戸 |
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| 佐渡金山の北沢浮遊選鉱場跡 |
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| 尖閣湾 |
観光については、宿根木の古い町並みやはんぎり（たらい船）、江戸時代の千石船を復元展示してある佐渡国小木民俗博物館が車で5分程度のところにあります。また砂金取り体験のできる佐渡西三川ゴールドパークは車で20分、トキが飼育されているトキの森公園までは45分、佐渡金山や関連施設の点在する相川地区までは約1時間、浸食された断崖絶壁の楽しめる尖閣湾までは約1時間、佐渡島最北端にある奇岩の二つ亀・大野亀までは約2時間かかります。上記に記載した場所は（条件付きなところが多いですが）愛犬同伴での観光が可能です。
施設周辺での食事については、町中にいくつか飲食店が点在しているので、そちらで摂られるのが良いかと思います。ただし犬同伴で対応可能な店舗は極めてわずかです。
買い物する場所は、すぐ近くに農協系のスーパーマーケット「エーコープ佐渡小木店」があります。9時〜19時半が開店時間のため、朝・夜は開いていません。24時間営業しているコンビニまでは、車で10分程度かかります。そのため、必要物品については、予め購入してからのチェックインが無難です。飲料の自販機は施設周辺に点在していますが、アルコール類の自販機は施設から6-7分歩いたところにある旧喜八屋旅館の隣の酒店まで行けばあります。
施設近隣でお土産を買う場所としては、小木港ターミナル直結の土産物屋「小木屋」があります。他にはiroから歩いて1分のところにある「小木特産品開発センター」や、「エーコープ佐渡小木店」があります。後者の二つでは、地元の野菜や果物が安価で販売しており、秋には小木名産の黒いちじく「小木ビオレー（ヴィオレ・ソリエス）」や佐渡のブランド柿「おけさ柿」が売っている可能性があります。もし売っていたら確実に買って帰ってください。いずれも激ウマです。
愛犬同伴で佐渡観光、特に佐渡南部でのんびりするのにふさわしい宿泊施設です。昔ながらのとても静かな港町に住むように滞在でき、佐渡の歴史を感じられるような素敵な宿泊施設かと思います。
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