2020/05/30

ドッグリゾートWoof〜山梨県山中湖村の犬同伴で宿泊可能なリゾートホテル

概要:山梨県山中湖村の犬同伴で宿泊可能なリゾートホテル。大小合わせて10面の広大な屋外ドッグラン、テニスコート2面分のインドアドッグラン、屋内温水犬用プール(25mプール)、グルーミング、フィットネスジム等を備えた国内有数の愛犬と楽しむための宿泊施設。食事はスタンダードクラスで、犬用の食事の提供も受けられます。屋内外のドッグランで終日遊ばせたい、大きいプールで泳がせたい、アジリティを練習したいなどの希望がある方には非常に利用価値の高い宿泊施設です。

ドッグリゾートWoof 公式サイト

ドッグリゾートWoofから富士山を臨む

基本情報:
ドッグリゾートWoofは、山梨県山中湖村にある、犬同伴可能な宿泊施設です。より的確に説明するのであれば「犬同伴でないと十分に楽しめない」宿泊施設というべきな、犬連れ向けの複合宿泊施設です。関東近県で犬連れ旅行をされる方にはよく知られている、カーロ・リゾートグループの宿泊施設に2014年12月から加わっています(2014年以前は独立した宿泊施設でした)。なおカーロ・リゾートとは、山中湖周辺・軽井沢・伊豆高原を中心として関東近県に10を超える宿泊施設を擁している会社です。そのため、犬連れでの宿泊先としては、犬連れ旅行初心者の方でも安心して泊まれる宿泊施設の一つとも言えます。なお日帰りでの利用も可能です。

犬同伴でないと十分に楽しめない宿泊施設

犬同伴の宿泊施設としてのグレードとしては、スタンダードクラスです。ハイクラスのサービスや食事、良いお部屋での宿泊を希望されるのであれば、Woofの隣にあるカーロ・リゾート系列の「クラス・ザ・ウルフ」への宿泊が良いかと思います。また山中湖・河口湖界隈で温泉付き宿泊施設を希望されるのであれば、山中湖北岸の「ホテル凛香 富士山中湖リゾート」、南西岸の「ワンズリゾート山中湖」、富士河口湖町の山中の「レジーナリゾート富士」などを選択するのも一つの方法です(いずれもWoofに比較してハイクラス設定)。ただし「クラス・ザ・ウルフ」以外の宿泊施設には、大型プールや広大な屋内外ドッグラン、本格的なアジリティ施設はありません。ですので、愛犬・飼い主の目的に合った宿泊施設を選択するのが最良です。ちなみに「クラス・ザ・ウルフ」に宿泊の場合は、Woofのドッグランやプール等の利用が可能で、小型ドッグランの1時間貸し切りが付いてきます。

寝室
宿泊施設の形態はホテルです。お部屋は洋室で、和室の設定はありません。一番多いお部屋はツインルームです。面積が広いデラックスルームは数室ありますが、大きくサービスが変わるわけではありません。また温泉は人用・犬用いずれもありません。その代わり、富士山が一望できる貸し切り風呂が有料で借りられます。
犬用アメニティーについては、客室にはトイレトレー・ペットシーツ(ワイド)・お散歩袋・消臭スプレー・除菌スプレー・食器・ペット用タオルが用意されています。また共有施設やドッグランには、ペットシーツ(レギュラー)・排泄物用ビニール袋・洗浄用水入り500ccペットボトルが随所にあります。なお建物内で排泄・マーキングした場合には、指定の対処をした上で、スタッフにお声掛けしてください。

寝室(スタンダードルーム)

寝室(スタンダードルーム)

チェックインは15時、チェックアウトは11時です。ただしこれらは部屋の利用できる時間なだけであって、ドッグラン等の利用はチェックイン前・チェックアウト後も可能です。ですので、チェックイン日の朝8時にWoofに到着してドッグランを堪能する、あるいはチェックアウトの後に夕方まで楽しむことも可能です。ですので、チェックイン日の朝からチェックアウト後の夕まで存分に楽しめます。

予約:
予約に関しては、公式サイトからの予約が一番妥当かと思います。こちらからの予約の場合、ネット予約で一人500円割引があります。また公式サイトトップページで期間限定の特別割引や前泊優遇等の記載がされている場合もあるので、お得な情報が確認できます。

また、大手の宿泊予約サイト(楽天トラベルYahoo!トラベルるるぶトラベル等)からだと、当日限定プランや季節限定プランなど、公式サイトにない宿泊プランを提供しております。ですので、見比べて一番適合するものを選択してください。

食事
食事については、併設のレストランやカフェがあります。犬用の食事も注文すれば提供されます。レストランには朝夕とも犬同伴可能です。夕食はコースで、メイン料理は変更・グレードアップ・追加が可能です。朝はビュッフェ(人数が少ない場合は、和あるいは洋のプレートモーニングで、部分的にビュッフェ)です。昼食はフロント前にあるカフェでカレーやホットドッグなどの軽食を摂ることができます。お食事はスタンダードクラスです。別料金でメインの変更・追加が可能です。各種メニューについては、公式サイト内に詳細が記載されています。
ちなみにWoofで食事を摂らないという選択肢もありますが、山中湖畔は夜まで開いているレストランは多くはありません。また朝食を食べられる場所も少ないです。更には、ペット同伴可能な飲食店も限られています。ですので、複数回Woofを利用し、さらに山中湖界隈の土地勘が付いてくるまでは、woofで二食付きのプランを選択されるのが無難です。
なおWoof近隣でペット同伴可能なお店に関しては、「食べログ」内のしろくまんの山梨県内で行ったお店のリンクを提示しておきますので、ご参照ください。

ある日の夕食(肉料理)

ある日の夕食(魚料理)

軽食や人用のおやつについては、施設内で販売していません(犬用のトリーツは販売しています)。また一番近くのコンビニまでは2km以上離れているので、車がないと行くのは困難です。ですので、あらかじめ準備をしてから来訪することをお勧めいたします。また飲み物については、アルコール・ノンアルコールいずれの自販機が施設内に何箇所か設置されています。またカフェもあるので、そちらで摂ることが可能です。

交通手段:
ドッグリゾートWoofに行くのであれば、車で行くことが推奨されます。その次の手段としては高速バスです。電車でも行けなくはありませんが、最寄駅からWoofまでが遠いので、そこから路線バスまたはタクシー(約12km、4000円程度)の利用が必要です。

車なら、都内から中央高速または東名高速と、富士五湖道路を経由すれば、空いていれば高井戸・用賀から1時間半程度で到着できます。混雑時は2-3時間以上かかることも多いので、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。特に土曜の午前や日曜・祝日の午後は激しく渋滞するので、適宜休憩を挟んでの移動をお勧めします。
なお山中湖から相模原・八王子・厚木・町田方面に行く道としては、道志みち(国道413号線)があります。中央高速が激しく渋滞している時の抜け道の一つで、山中湖村から道志村を経て相模原市に抜けることが可能です。ただし、しっかりした山道で急カーブが続く区間が多いため、愛犬が車酔いに耐久性が高いと言うのでなければ、この道の通過はお控えください。

バスでのアクセスなら、都内から高速バスで山中湖湖畔まで行くものが、新宿駅から1日約20本、東京駅から1日3本あります。料金は2000円程度です。所要時間は新宿駅からなら約2時間15分です。もちろん渋滞にはまってしまうと長時間バスの中で過ごすことになります。また人気のある日程だと高頻度で満席になってしまうため、早めに予約を取る必要があります。ペットは専用のカゴまたはケースの中におさめた状態で、他の方に迷惑にならない状態なら乗車可能です。
なおWoofから最寄りの山中湖村役場前のバス停までは1km程度、富士山山中湖(ホテルマウント富士入口)のバス停までは2km程度です。いずれのバス停からも時間帯の制限はありますが、Woofからの送迎が可能なことがあります。近隣のバス停までの送迎については、Woofとご相談ください。

富士急行バス 新宿駅〜山中湖方面(日に20本)
富士急行バス 東京駅〜山中湖方面(日に3本)
Q&A - 富士急行バス(「バスのご乗車について」の項に「ペットを連れての乗車について」の記載あり)

電車なら、最寄り駅は富士急行の富士山駅です。新宿駅からなら約2時間です。一般的には、新宿駅から特急「かいじ」で大月駅へ、そこから富士急行に乗り換えて富士山駅へ向かうことが多いと思います。あるいは2019年3月のダイヤ改正で追加された特急「富士回遊」で新宿駅から富士山駅という選択肢が一般的かと思います。
次に富士山駅からWoofまでの移動手段です。駅からWoofまでは距離にして12kmほど離れており、Woofから富士山駅までの送迎はありません。タクシーだと4000円程度でWoofまで到着可能なようです(タクシーサイト調べ)。大人数であれば、タクシーを利用するのが良いかと思います。路線バスだと30分程度(料金は600円程度)かかりますが、30分おきに出ているので、こちらを利用することも可能です。最寄りのバス停は高速バスと同様、山中湖村役場前になります。到着時間等をあらかじめ相談しておいて、最寄りのバス停までホテルの車の送迎を相談しておくと、送迎が可能なこともあります。

富士山に一番近い鉄道 富士急行線
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三島駅、御殿場プレミアム・アウトレット~御殿場駅~山中湖~富士急ハイランド~河口湖駅 - 富士急行バス

犬同伴での楽しみ方・ドッグラン
Woofに来たら、まずは大型ドッグランを楽しんでください。小さいものでも140平米、大きいものでは2000平米超のドッグラン、さらには9000平米の林ランが、屋外だけで大小合わせて9面あります。またテニスコート2面分のインドアランもあるため、雨天時にでも楽しむことができます。さらには、アジリティやフライボールが楽しめるフィールド(利用には別途料金が必要)があります。また小型ドッグランでは1時間単位で時間貸しも行なっているので、他の犬が苦手である場合や、飼い主と愛犬だけで楽しみたいという時にはうってつけです。

屋外大型ドッグラン

屋外大型ドッグラン

屋外林ラン、左奥の平屋が「クラス・ザ・ウルフ」

屋外林ラン

屋外小型ドッグラン

インドアドッグラン

アジリティフィールド

なお山中湖では冬季に時折積雪します。そういった時には、スノードッグランとして楽しむことも可能です。ただし積雪量はそう多くはないこと、雪が溶けやすいことから、しっかりしたスノードッグランとして利用できる日数は年間でもそう多くはありません。また水はけは比較的良いものの、雨天時や雪解け時には水たまりや緩い地面が出現します。その際には屋内ドッグランを利用するか、犬・人ともに濡れる・汚れることを想定した衣類・準備で対応するのが良いかと思います。
ドッグランの利用で注意すべき点は、ドッグランが貸し切りされている可能性があるところです。特にインドアドッグランと大型ドッグランは、土日祝日には使えない可能性があります。あらかじめ貸し切りが入っている日付は、Woofのトップページ下方にある「お知らせ」に掲示されますので、予約や日帰りで利用を検討している時は確認必須です。また掲示されていない期日の予約については、電話で確認しておくのが無難です。宿泊した日付に天候が悪かったので、屋内ドッグランで遊ぼうと思ったら貸し切りで使えない、大きいドッグランを使用したかったら、イベントが開催されていた、ということもあり得るので、確認は必須です。

イベント・貸切時は利用不可

なおアジリティに関しては、月に数回、専門のトレーナーがアジリティ教室を開いているので、アジリティをさせてみたい、体験したい、上手くなりたいと思う方は参加してみても良いかと思います。

犬同伴での楽しみ方・プール
ドッグランと同様、Woofの大きな特徴の一つは犬用プールです。屋内の25m大の温水のものと、春〜夏限定の小さい屋外温水プール(深さは20-30cm程度)があります。屋内プールは、元々は人用のものを犬用に転用したと思われるもので、深いところは1m以上ですが、浅いところは15cm程度に調整されています。深さはスロープ状になっておらず、急に深くなる形です。また犬がプール中央へ直接飛び込めるような台も設置されており、飛び込むことに慣れている犬であれば、スプラッシュドッグを楽しむことも可能です。ちなみに人が泳ぐことは基本的には禁じられていますのでご了承ください。
プールや泳ぎ、あるいは水遊びに慣れていない犬用のプールレッスンは、日時の限定はありますが開催しています。急に水の中に落とされて水嫌いになる犬も多いため、まずは水に慣れるところから始めることをお薦めいたします。
プールに入ったら、シャンプー・グルーミングが必要な犬が多いと思います。プール脇にシャワーブース等がありますので、そちらをご活用ください。飼い主の方が遊びすぎて力尽きてしまった場合には、プール脇にフィットネス&グルーミングルームがありますので、そちらでシャンプー・グルーミングをあらかじめ予約しておけば、飼い主が休憩している間にきれいにしておいてもらえます。

小型犬でも25mプール利用可能

犬同伴での楽しみ方・その他:
犬用施設としては他に、フィットネスがあります。ここでは、水中トレッドミルやバランスボールなどで体力・筋力・バランス能力などを養うことが可能です。また期日限定ではありますが、ドッグフォトグラファーによる専門の写真撮影会も開催されていることがあります。あとは飼主向けのリラクゼーションルームもあります。

日帰り利用について:
ドッグリゾートWoofは、日帰り利用も可能です。季節や曜日に応じて3段階の入園料が犬・人それぞれにかかりますが、それを支払うことでドッグラン・プール等の利用が可能となります。

ドッグリゾートWoofを利用した一泊二日ツアーの例(春・秋シーズン)
・Woofを遊び尽くすプラン
一日目:早朝都内から車で出発→9時頃woof到着→朝イチからドッグラン→Woof内のカフェでランチ→午後からアジリティ体験→ひと休み→夕方ドッグラン→夕ご飯には愛犬とディナー→たっぷり遊んだのでおやすみなさい
二日目:愛犬とモーニング→ひと休みしたらドッグラン→チェックアウト→プールでプールレッスンや水遊び→グルーミングの間に飼主がカフェランチ→余裕があったらドッグラン→十分Woofを堪能したら気をつけておかえりください

・Woofと山中湖・河口湖周辺を楽しむプラン
一日目:朝都内から車で出発→昼前に富士吉田IC到着→愛犬同伴可能なレストランで昼食→woofにチェックイン→夕方までドッグランやプールで楽しむ→夕ご飯は愛犬とディナー→おやすみなさい
二日目:愛犬とモーニング→チェックアウトして午前中はドッグラン→愛犬同伴可能なレストランで昼食→近隣観光(下記参照)→woofと富士山麓を堪能したら気をつけておかえりください

山中湖・河口湖近隣で愛犬同伴にて観光できる主な場所
・世界遺産関連:
  山中湖
   遊覧船(要問い合わせ)
   KABAバス(ケージ等に頭・全身が入った状態)
  河口湖
   遊覧船(ゲージ等利用)
   モーターボート(応相談)
  忍野八海
  北口本宮冨士浅間神社(ご確認の上、参拝推奨)
  河口浅間神社(ご確認の上、参拝推奨)
富士急ハイランド中小型犬はリード装着にて入園可能
花の都公園リード装着にて入園可能
新倉山浅間公園
富士山パノラマロープウェイ中型犬までハードキャリー使用にて同乗可能

まとめ:ドッグリゾートWoofは、関東近県から車で行ける山中湖畔の犬連れ向きの宿泊施設です。ドッグラン・プールで一日中遊べるので、運動が大好きな愛犬や飼主の方にはもってこいの宿泊施設です。

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